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個人的な見解をまとめてあります
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 近年諸外国で叫ばれているのが、「日本のお店のサービスの質の高さ」です。「お店」に限定しなくても、たとえば鉄道の駅のように、英語や中国語、ハングル語などで路線案内を掲げている国など他にはありませんし、もちろんいろいろなお店でも、他の国では考えられないような素晴らしいサービスが展開されているというのが、諸外国の日本に対する評価なのです。
 ただ、このことは何も、外国人に向けて特別なサービスを展開しているというわけではなく、日本人特有の「ごく自然なサービス」であるというのが、私たち日本人にとっては非常に誇らしい部分でもあります。

 飲食店の分野でも、そんな日本特有のサービスが垣間見えることがあります。それが、「外国語によるメニュー」です。これも日本人の本質的な「親切心」に由来していると思われるのですが、ただ、これはまあ完全に個人的な憶測で言わせてもらえば、「日本人が海外に言って際に痛感することになる『ことばの壁』」という実体験を受けて、このようなサービスを展開しているのではないかという気もするのです。もちろんこれは望まれるサービスであり、とてもよいことであることは言うまでもありません。


 ただ、飲食店のメニューに書かれている外国語では、外国人のお客さんには満足に伝わらないことも多いようですが、ただその分、そのメニューの大きめの写真を一緒に掲載するなどの工夫も見られ、このあたりを考えると、同じ日本人でありながら、日本人の心の底からの親切心にはいささか驚くばかりです。
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日本の飲食店の場合、基本的には「店外からの持ち込み」は禁止ということになります。場合によっては黙認するようなケースもあるかもしれませんが、日本の飲食店での持ち込み行為は、はっきり言ってこれはモラルの問題であると考えられるのが普通でしょう。


 ところが、海外の飲食店では、よそのお店で買った食品や飲料を別のお店で飲食するということが容認されているところもあるという話をときおり耳にします。そういう習慣に慣れ親しんでいる外国人の方が日本の飲食店で飲食する場合、大きな間違いをしてしまう可能性も考えられます。
 また、日本人にとって「ボトルキープ」の発想はごく自然なことであるはずですが、海外ではその習慣がほとんどありませんので、自分のボトルを注文すると、外国人のお客さんはもしかしたら「飲みかけのボトルが出てきた」などと驚いてしまうこともあるかもしれません。ですから、もし外国人の友人などと連れ立って、ボトルをキープしてあるお店に行くときには、あらかじめ「ボトルキープ」の習慣について簡単にでも説明しておいたほうがよいかもしれません。


 あとは、「水」についての認識の違いも考えておいたほうがよいでしょう。というのも、日本以外の国で水道水をそのまま飲むことができる国はほとんどありませんから、日本のように水道水をそのまま飲むようなところをもし外国人のお客さんが見たら、これも驚いてしまうと思いますので、これについても簡単に説明を加えておいたほうが無難であると言えるでしょう。

 ちょっと古いテレビドラマの再放送などを見ていても、男性は必ずと言っていいほどたばこを吸っているシーンが登場しますが、かつて日本ではそれくらい「たばこを吸う」ということが当たり前のことであったと言えます。しかし、健康志向の高まりから、近年の日本では、スモーカーにとっては非常につらい状況が待ち構えていると言わなければならないかもしれません。
 もちろん個々の家庭でもそういう風潮にあるのかもしれませんが、外食するとその傾向は特に顕著であることがわかります。何しろ今の時代「喫茶店」であったとしても、喫煙に関しては制限されるケースが多いくらいですから、今の日本はまさに「スモーカー受難の時代」と言っても過言ではないでしょう。

 しかもたばこの場合、「自分で勝手に吸うのだからそんなことまで言われたくない!」と考えるスモーカーの主張とは裏腹に、ノンスモーカーにとっては、「受動喫煙ほど迷惑なものはない」という発想になってしまうわけですから、これは当然両者の妥協点など見出すことができるはずもなく、どこまで行っても平行線をたどるしかありません。そうなってしまうと、飲食店としてもやはり「喫煙席」と「禁煙席」という座席の差別化を促す以外に方法がないことになってしまうわけです。

 特にチェーンの飲食店であれば、ウェイターなりウェイトレスなりが「おたばこはお吸いになりますか?」と訊いてきますから、その質問に答えればそれなりの席を用意してくれることになるわけですが、そうでない飲食店の場合は、店内の掲示物などから判断を迫られることもあります。たとえそれが「喫茶店」であったとしても。
 外食をすれば、各家庭で料理をするよりもお金がかかってしまうというのは当然のことです。もちろん、料理をする手間が省けることや、場合によっては「おいしい」と感じられること、いつもと違った雰囲気を味わうことができることなども含めれば、外食することにもそれなりの価値があることは否めませんが、しかし、外食も数を重ねることで「出費」と言えるレベルにまで膨らんでしまうことになります。

 とはいっても、近年の日本の経済事情(デフレ傾向)を踏まえて、外食とは言っても以前ほどお金をかけずに、しかもかなりおいしいお料理を口にすることができる機会はかなり増えているというべきでしょう。これはむしろ、私たち消費者からすれば圧倒的に歓迎されるべきことであると言えるはずです。

 また、支払いに関して言えば、ファミリーレストランをはじめとするチェーン店であれば、カードでの支払いが可能なお店が多いですが、しかし個人事業で行っている小さなお店などではカードでの支払いを行っていないお店もあるはずですので、これに関しては事前にチェックしておくことが重要です。日本人の場合、欧米諸国に比べればまだまだカードでの支払いがそれほど主流化しているわけではないので、そんな必要はないと考える人は確かに多いと思いますが、しかし、カードを使うことに慣れてしまっている人は、たまに行くそうした小さなお店でカードが使えるかどうかのチェックをしておかないと、支払いに際してトラブルになってしまうことも考えられます。
 日本の食文化が大きく変わってきているというのはおそらくだれもがご存知のことと思います。では、その変化がいったいつから始まっているのかということに関しても、「戦後」と即答する人が多いと思います。

 日本の食文化というのは、かつては「魚と野菜」がおかずの中心であり、米食が主食でした。ところが、欧米の食文化が日本に入ってくるようになった戦後以降、徐々に米食がパン食に代わって主食となる家庭が増え、魚や野菜に代わって肉食が食卓にのぼることも多くなり、そして時代が先に進むにつれて、それがいつしか「当たり前のこと」となって現在に至っています。
 加えて、現代人にとっては「忙しさ」というのがすでに宿命的なライフスタイルであり、共働きをする家庭も多くなり、結果的に家庭料理ではなく、外食ですませてしまうということも多くなっているというのが現状です。

 ところが、欧米諸国では新たに日本の食文化に対する興味・関心・評価が年々高まり、日本古来の食生活を取り入れようと努める人が増えて生きているというのはなんとも皮肉な結果であるように思います。諸外国のそんな動きに呼応するように、今さらながら日本でも「日本の食文化を見直す」ような動きが起こっているというのがなんとも不思議な話であるという気がしてなりません。
 これは何も「食材」に関してだけ言えることではなく、たとえば「水」についても、日本の水の性質の高さを見抜いた諸外国の企業が日本の水を手に入れたいと切望するような時代になってきています。
プロフィール
HN:
水木
性別:
非公開
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ILLUSTRATION by まんべくん

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